【現地レポート:地力センター(長峰)】
共生と循環。
ここでは、先人の知恵を活かしたものづくりが行われていました。

屋久島町内から排出される生ゴミと、チップやオガクズといった木質系廃棄物などの有機質廃棄物を丁寧に堆肥化処理した堆肥「大地」を作っています。

約半年かけ、何度も攪拌し、貯水した雨水を利用し発酵させ、また攪拌し、完熟させていきます。
その後巨大な篩にかけ分解されない異物を選別します。

その中には、貝殻、骨、スプーンや箸置きなど様々。
ゴミ分別の重要性を身に染みて感じました。

昭和61年にスタートしたこの取り組み。
当時から変わらないこの工場は、生ゴミを処理しているとは思えないほど清潔。
鹿島氏と岩井氏の丁寧な仕事への姿勢が垣間見れます。
「森の生命と人の営みがいかに調和して循環するか」
30年以上続く今でも、屋久島の未来をみて、前に進む。
地力センターには最先端の屋久島がありました。